演題

OP-272-3

当院における脳死膵臓移植の検討

[演者] 大野 慎一郎:1
[著者] 伊藤 泰平:1, 會田 直弘:1, 剣持 敬:1
1:藤田保健衛生大学臓器移植科

目的と方法2012年9月に当院に臓器移植科が新設されて以降,現在までに施行した脳死膵臓移植18例の成績,および移植後膵機能について検討する。結果術式の内訳は膵腎同時移植13例,臓移植後膵臓移植3例,膵単独移植1例であった。ドナー18例の背景は平均年齢43歳で,45歳以上が8例(44.4%),脳死原因は脳血管障害が9例(50%),心停止エピソードを有するものが10例(55.6%)で,1例以外はマージナルドナーからの提供であった。一方,レシピエントの平均糖尿病歴は29.9年,平均年齢は43.6歳。移植後の膵生着(sCPR >0.3)は17例(94.4%),インスリン離脱は16例(88.9%)で達成,生着例のHbA1Cは4.8~5.6%で推移している。また75g-OGTT,グルカゴン負荷試験でも良好なインスリン分泌能を示していた。結語当科の脳死膵臓移植はマージナルドナーからの提供がほとんどで,長期間の糖尿病歴を有し,高齢かつ動脈硬化の著明なレシピエントも多かったが,良好な移植成績を得ることができた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版