演題

OP-271-6

膵頭部癌R0を達成するための膵切離線の設定の工夫

[演者] 増井 俊彦:1
[著者] 佐藤 朝日:1, 水本 雅己:1, 川口 道也:1, 岩永 康裕:1, 高折 恭一:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

背景:我々は膵頭十二指腸切除時の膵切離線をSMA直上におくことを基本としている。方法:R0切除率を上げるため以下の方法を行っている。1)IVCの層で膵後面の剥離ラインとする。2)artery first approachにてSMAを確保した後にSMA直上でSPA背側に向かっての剥離をすすめ膵、SPVを一括してテーピング、同部を切離ラインとする。膵切離の際にはSPV直前で切離を止め、SPVを確保、膵頭部を膵頭側に脱転し、SMA右側の視野を確保。SMA周囲神経叢を縦割りしてSMAを確保、根部でFJA,IPDAを結紮切離。腫瘍をen-blocにて切除。結果:2007年1月から2013年12月にかけて膵頭十二指腸切除術を行った135例にて、切離ラインをSMA直上に設定する以前と以後でR0率は78%から86%に向上。特に病理学的な膵断端(PCM)陽性率が9.5%から0%に減少。一方、剥離面(DPM)に関しては陽性率は13%から11%への低下にとどまり、剥離面陰性化にはさらなる工夫が必要。
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