演題

OP-271-5

局所進行膵癌に対する強度変調放射線治療(intensity modulated radiation therapy;IMRT)を併用した術前化学放射線療法の手術経験

[演者] 井上 雅史:1
[著者] 種村 匡弘:2, 伊禮 俊充:1, 中平 伸:1, 小田切 数基:1, 黒川 知彰:1, 山口 恵美:1, 澤田 元太:1, 山下 晋也:1, 文 正浩:1, 清水 洋祐:1, 富永 春海:1, 畑中 信良:1
1:国立病院呉医療センター・中国がんセンター外科, 2:大阪警察病院外科

【背景】当院では局所進行膵癌に対しIMRTを用いて50 Gyもしくは根治照射線量である60 Gyの照射とGEM+TS-1を併用したNACRTを実施し膵癌根治を目指している.【目的】IMRTを応用したNACRT症例の手術経験について報告する.【対象・治療】局所進行膵癌と診断された通常型膵癌で,NACRT施行群7例(PD5例,DP2例)と同時期のNACRT非施行群8例(PD6例,DP2例)を対象とし,両群の手術因子および術後合併症について比較した.【結果】NACRT施行群では十二指腸全面及び後腹膜の浮腫や上腸間膜動脈・腹腔動脈神経叢の線維性硬化、さらに膵実質の硬化を認めたが,手術操作を進める上で難渋する箇所は無く,手術時間と術中出血量はNACRT非施行群と比較し有意差を認めなかった.ISGPF基準GradeB以上の膵液漏はNACRT施行群ではPD症例で1例認めたのみであった.【まとめ】当院におけるNACRTは、治療後の根治切除術および術後合併症発症に影響しないことが示された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版