演題

OP-271-4

Borderline resectable 膵癌に対する膵頭十二指腸切除:R0切除を目的とした後腹膜・神経叢一括郭清

[演者] 深瀬 耕二:1
[著者] 川口 桂:1, 益田 邦洋:1, 岡田 良:1, 石田 晶玄:1, 藪内 伸一:1, 大塚 英郎:1, 水間 正道:1, 坂田 直昭:1, 中川 圭:2, 岡田 恭穂:1, 森川 孝則:1, 林 洋毅:1, 吉田 寛:1, 元井 冬彦:1, 内藤 剛:1, 片寄 友:2, 海野 倫明:1
1:東北大学消化器外科, 2:東北大学統合がん治療外科

背景:Borderline resectable膵癌(BR)は非治癒切除となることが多く,特に膵頭部ではen-blocにR0切除を追求するのは容易ではない.当施設での後腹膜・神経叢一括郭清(EBD)によるPDを供覧する.対象:2001年からPDを施行したBR129例(pN3は除外).BRへのEBDの妥当性を検討した.成績:R0切除率79.8%,R0はMST22.6カ月,R1/2の17.7カ月と比べ良好だった (P=.05).EBD施行率79.8%,EBDの有無で,手術時間,出血量,術後在院日数に有意な差を認めず,EBD施行例ではR0切除率85.4%と非施行例57.7%に比べ高率であった(P=.03).EBD施行例のみの解析では,術前PV(+)ではMST22.6カ月とPV(-)の20.5カ月と差を認めなかったが,PLでは(+):17.5,(-):26.9カ月(P=.04),動脈接触の有無では有:14.6,無:28.0カ月(P=.01)と有意に予後不良であった.考察:BRでEBDはR0切除を達成する有用な手技だが,PL(+)や動脈接触例はR0切除でも予後不良のため症例の選別が必要と考えられた.
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