演題

OP-271-1

遺残なく膵インスリノーマを切除するための当科の取り組みについて

[演者] 山初 和也:1
[著者] 中村 慶春:2, 松下 晃:2, 勝野 尭:2, 住吉 宏樹:2, 横山 正:3, 松本 智司:1, 宮下 正夫:1, 内田 英二:2
1:日本医科大学千葉北総病院外科, 2:日本医科大学消化器外科, 3:日本医科大学多摩永山病院外科

【緒言】約90%が良性腫瘍である膵インスリノーマは膵縮小手術のよい適応と考えられるが、その約10%に多発症例が存在するため、正確な局在診断と、術中に腫瘍が遺残無く確実に切除されたことを確認する手段が重要となる。【方法】術前の画像診断と選択的動脈内Ca注入法(SACI test)の結果をもとに術中超音波検査で腫瘍の局在を同定し、血中インスリン値をモニタリングすることで標本摘出後腫瘍の遺残がないことを確認している。【対象】男女比5:12、平均年齢56.3歳、平均BMI 22.8kg/m2。局在は膵頭部2例、膵体部6例、膵尾部9例であり、膵尾部の1例は多発性であった。術式は膵体尾部切除術13例、膵中央切除術2例、核出術2例、平均腫瘍径15.5mmであった。【結語】本疾患に対する治療としては、遺残のない完全な切除が肝要であり、完全摘出を目指した当科の治療指針を供覧した。
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