演題

OP-270-7

腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術におけるendoscopic linear stapler(ELS)を用いた膵切離と膵消化管吻合の工夫

[演者] 松下 晃:1
[著者] 中村 慶春:1, 住吉 宏樹:1, 山初 和也:2, 勝野 暁:1, 神田 知洋:1, 清水 哲也:1, 水口 義昭:1, 吉岡 正人:1, 横山 正:3, 谷合 信彦:1, 真々田 裕宏:1, 内田 英二:1
1:日本医科大学消化器外科, 2:日本医科大学千葉北総病院外科, 3:日本医科大学多摩永山病院外科

【目的】我々は200例の腹腔鏡下膵切除術を施行しその有用性について報告してきた。今回我々のLap-PD、Lap-CPにおける膵切離・膵消化管吻合の工夫点と長期成績について報告する。【方法】膵悪性疾患では膵離断後の膵液の飛散が腫瘍細胞seedingを惹起させる可能性がある。その予防のため、我々は膵断端を閉鎖にELSを使用する方法を考案した。膵消化管再建は吻合側膵断端の直上に小切開創を作成し、直視下に開腹術と同一の膵空腸、膵胃吻合を行う。【結果】2011年1月から12月までの1年間に本法を施行したLap-PD 11例、Lap-CP 5例を合わせた16例の検討では、Grade B以上の膵液瘻は1例(6.25%)のみで在院死亡例はなかった。また、Lap-PDを施行した膵悪性疾患16例の検討ではGrade B以上の膵液瘻は1例(6.25%)で在院死亡例はなく腹膜転移による再発はなかった。【結語】Lap-PDにおけるELSを用いた膵切離・吻合法は周術期と長期の安全性に配慮した手法と考えられる。
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