演題

OP-270-4

当科における用手補助腹腔鏡下膵体尾部切除術の検討

[演者] 荒居 琢磨:1
[著者] 横山 隆秀:1, 小林 聡:1, 清水 明:1, 本山 博章:1, 酒井 宏司:1, 古澤 徳彦:1, 北川 敬之:1, 代田 智樹:1, 宮川 眞一:1
1:信州大学消化器外科

【目的】われわれは完全鏡視下では対応が困難であると思われる癒着症例,他臓器合併切除が必要な症例などに対しては用手補助腹腔鏡下手術(HALS-DP)を選択してきた.当科で施行されたHALS-DPについて臨床的検討をおこなった.【方法】2010年1月から2014年7月までに良性・低悪性度疾患に対して施行したL-DP 36例を対象とした.これらを完全鏡視下手術 27例(L群)とHALS-DP 9例(H群)とに分け,比較検討した.【結果】HALS-DPが施行された症例の内訳は,慢性膵炎既往3例,腫瘍近傍癒着1例,左腎摘出後1例,巨大腫瘍1例,他臓器合併切除1例,脾温存1例,その他1例であり,いずれも完全鏡視下では対応が困難である症例であった.L群とH群間での背景・手術因子検討では,いずれも有意な差はなかった。【結論】HALS-DPは癒着・浸潤など完全鏡視下手術では対応が困難であると予想される症例に対して,低侵襲性を維持しつつ高い安全性を確保できる手術手技として有用であると考えられた.
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