演題

OP-270-3

腹腔鏡下膵頭十二指腸切除の安全性・有用性に関する外科 phase I 臨床試験

[演者] 市田 洋文:1
[著者] 井上 陽介:1, 熊谷 祐:1, 武田 良祝:1, 田中 真之:1, 寺澤 無我:1, 松木 亮太:1, 松村 優:1, 石沢 武彰:1, 有田 淳一:1, 高橋 祐:1, 佐藤 崇文:2, 福長 洋介:1, 布部 創也:1, 比企 直樹:1, 齋浦 明夫:1
1:がん研有明病院消化器センター外科, 2:名古屋市立大学消化器外科

【目的】当科で腹腔鏡下膵頭十二指腸切除(Lap-PD)導入に際して行われたphase I 臨床試験の結果と、従来の開腹PDを手術時間、出血量、術後合併症で比較した。【方法】対象疾患は、周囲に浸潤所見を有さない膵頭部腫瘍とした。切除までを腹腔鏡下で施行し、その工程を10パートに細分して各行程の達成度を5段階で評価し、それらに基づいて工程全体の達成度をA/B/Cの3段階で判定した。【結果】現在までに5例のLap-PDを完遂した。達成度はAが4例/Bが1例。手術時間中央値は切除までで 283(254-431)分、全行程で499 (444-616) 分であり、出血量中央値は130(30-500)mlであった。gradeⅢ以上の合併症は1例(20%)に生じ、術関連死は無かった。【結論】症例を慎重に選定することでLap-PDは安全に施行可能であり、開腹と同等の短期成績が得られた。また行程を細分化して評価することで、症例ごとに得られたフィードバックを次の症例に効果的に生かすことが可能であった。
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