演題

OP-269-7

切除を企図した膵癌に対する審査腹腔鏡の意義

[演者] 森村 玲:1
[著者] 生駒 久視:1, 畠山 知也:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 村山 康利:1, 小松 周平:1, 塩崎 敦:1, 栗生 宜明:1, 中西 正芳:1, 市川 大輔:1, 藤原 斉:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 落合 登志哉:2, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科, 2:京都府立医科大学北部医療センター外科

【背景】膵癌を切除するつもりで手術を行っても、遠隔転移を認め単開腹に終わり、化学療法の開始が遅れる場合がある。今回、当科で行っている審査腹腔鏡の有用性を検討した。【対象と方法】2010年1月~2014年9月に当院で切除を企図した膵癌81例を対象とし、開腹群とラパロ群で比較した。また、潜在性遠隔転移を予測できる因子を検討した。【結果】開腹群は60例であった。10例が非切除となり、肝転移、腹膜播種例はそのうち4例であった。ラパロ群は21例で、7例が非切除となった。4例が腹膜播種、肝転移が原因で非切除となった。非切除例の手術から化学療法導入までの期間は開腹群で有意に長かった(p=0.048)。また、肝転移、腹膜播種を予測できる因子として門脈浸潤が有意な因子であった(p=0.016,)。【結語】門脈浸潤が疑われる症例は、審査腹腔鏡を行うよい適応であり、開腹を回避しすみやかに治療を導入できるものと考える。
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