演題

OP-269-6

浸潤性膵管癌における早期再発症例の検討

[演者] 瀧下 智恵:1
[著者] 永川 雄一:1, 細川 勇一:1, 佐原 八束:1, 中島 哲史:1, 土方 陽介:1, 許 文聰:1, 粕谷 和彦:1, 土田 明彦:1
1:東京医科大学 消化器・小児外科

背景:浸潤性膵管癌(以下,膵癌)の治療成績は上昇してきているが外科的切除後早期再発する例も少なくない.今回我々は膵癌切除後の早期再発(6か月)予測因子について検討した.対象:2000年4月~2013年3月に当科にてR0R1膵癌切除143例のうち,切除後6カ月以上フォロー可能であった115例を対象とした.結果:64例(56%)に再発を認め,再発期間中央値は8.8(0.3-79.9)カ月であった.6カ月以内再発が21例(33%)であった.6カ月以内再発例の再発部位(重複含む)は肝転移,腹膜播種,リンパ節転移,局所再発,肺転移の順に多く肝転移,腹膜播種が全体例に比較し多い傾向があった.なかでも再発期間中央値は肝転移7.3カ月(0.3-47.7),腹膜播種6.2カ月(2.8-25.8)であり,肝転移,腹膜播種に早期再発の傾向を認めた.単および多変量解析ではSPAN-1抗原 (P=0.023)が独立した早期再発の危険因子であった.結語:術前SPAN-1抗原は膵癌術後早期再発の予測因子として有用である.
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