演題

SY-20-3

早期肺癌における単孔式胸腔鏡手術(single incision thoracoscopic surgery: SITS)の有用性の検討

[演者] 平井 恭二:1
[著者] 竹内 真吾:1, 飯島 慶仁:1, 臼田 実男:2
1:日本医科大学千葉北総病院呼吸器外科, 2:日本医科大学呼吸器外科

SITSの有効性についてconventional VATS:c-VATS(3ないし4ポート孔または5cm小切開+2ポート孔手術)との諸手術因子ならびに医療経済の面からも比較検討を行った。(対象と方法)同一術者による早期肺癌手術例、SITS 60例、c-VATS 20例。SITSは約5cm大の小切開創を作成し、創部にラッププロテクターミニを装着し、特殊な器具は使用せずに行った。(結果)出血量、手術時間、ドレーン留置期間、術後在院日数、CPK、CRP、リンパ節郭清総個数に差はなし。自動縫合器使用総個数についてはSITSで有意に低下がみられた(P<0.05)。SITSはNumeric rate scoreが低く、術後1か月以内での鎮痛剤処方総日数も少なかった。手術関連材料費もSITSでも優位に低コストであった(P<0.01).合併症の頻度も有意な差はみられなかった。(考察)早期肺癌でのSITSの手術成績はc-VATSと遜色なく、術後の創部痛を低下させ、さらに医療コスト面でも上回っている可能性が示唆された。
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