演題

OP-269-4

切除可能膵癌における術前短期間化学放射線療法の安全性と有効性の検討

[演者] 山本 尚樹:1
[著者] 岡野 圭一:1, 西浦 文平:1, 和田 侑希子:1, 野毛 誠示:1, 上村 淳:1, 前田 典克:1, 西村 充孝:1, 浅野 栄介:1, 大島 稔:1, 赤本 伸太郎:1, 高橋 英幸:1, 藤原 理朗:1, 臼杵 尚志:1, 鈴木 康之:1
1:香川大学消化器外科

(はじめに)切除可能膵癌に対し術前短期間化学放射線療法(NACRT)を施行した。(対象と方法)2009.9-2014.9に切除した膵癌57例中、NACRT群(S1 60mg/m2+ RTx 30Gy)15例と手術先行群42例を比較し有効性を検討した。(結果)NACRTは術前stage Ⅲ(3例),Ⅳa(12例)に施行。好中球減少を2例、嘔気2例、胆管炎1例を認めた。術前WBC,Lym,PLT,Che値は手術先行群と比較し有意に低値であった(p<0.005)。患者背景、周術期成績は有意差なく、手術先行群で在院死亡1例。NACRT群13例で切除し全例R0切除であった。腫瘍径及びリンパ節転移は両群間で有意差なし。Evans分類でⅠ:Ⅱa:Ⅱb:Ⅲが4:5:0:1。1年、2年生存率はNACRT群88%,70%、手術先行群79%,31%、全生存期間、無再発生存期間は両群間で有意差はなし。(結論)当科におけるNACRTは安全に施行できた。また、少数例で経過観察期間の不足から全生存期間に差はないが1,2年生存率は高く有効な治療法となる可能性が示唆された。
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