演題

OP-269-1

切除可能膵癌の術前療法臨床試験における術前切除可能性判定標準化の重要性

[演者] 村上 義昭:1
[著者] 里井 壯平:2, 元井 冬彦:3, 川井 学:4, 本田 五郎:5, 庄 雅之:6, 松本 逸平:7, 上村 健一郎:1, 倉田 昌直:5, 赤堀 宇弘:6, 柳本 泰明:2, 浅利 貞毅:7, 海野 倫明:3, 山上 裕機:4
1:広島大学外科, 2:関西医科大学外科, 3:東北大学肝胆膵外科, 4:和歌山県立医科大学第二外科, 5:がん・感染症センター都立駒込病院肝胆膵外科, 6:奈良県立医科大学消化器・総合外科, 7:神戸大学肝胆膵外科

(目的)手術先行膵頭部癌の術前切除可能性分類別に解析した長期生存率より、切除可能膵癌の定義について検討する。(対象および方法)最近12年間に日本の7施設で手術先行治療を施行した膵頭部癌704例を、門脈・主要動脈接触のない膵癌(R群、389例)、門脈接触のみ認める膵癌(R-P群、114例)、門脈にdistortionを認める膵癌(BR-P群、145例)、主要動脈に180°未満接触する膵癌(BR-A群、56例)に分類し、全生存率などについて比較検討した。(結果)R群、R-P群、BR-P群、BR-A群のMSTは、それぞれ、25.7、22.0、17.4、11.1ヶ月で、単変量解析ではR群、R-P群の間には有意な差は無かったが(p=0.310)、BR-P群、BR-A群はR群(p<0.001)、R-P群(p<0.05)に比べ有意に予後不良であった。多変量解析では、BR-P群(p=0.008)、BR-A群(p<0.001)は独立した予後不良因子であった。(結語)手術先行膵癌の全生存率から見ると、R群、R-P群を切除可能膵癌とするのが妥当である。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版