演題

OP-268-8

膵癌切除術後の再発形式と治療法の検討

[演者] 伊佐 勉:1
[著者] 亀山 眞一郎:1, 伊志嶺 朝成:1, 金井 理紗:1, 原 鐵洋:1, 本成 永:1, 谷口 春樹:1, 堀 義城:1, 新垣 淳也:1, 古波倉 史子:1, 長嶺 義哲:1
1:浦添総合病院消化器病センター外科

膵癌切除例を対象に,初回再発形式やその後の治療法を検討し,若干の知見を得たので報告する.2001年4月からの12年間における自験切除例51例を対象とした.全症例のMSTは21.5ヵ月,5年生存率は24.0%で, 36例(70.6%)に再発を認めた.手術から再発までの期間は,肝転移(n=12)が5.6±5.2ヵ月(平均±SD),3.7ヵ月(中央値),腹膜播種(n=9)が9.3±9.7,4.0,局所(n=10) が9.6±6.8,8.7,リンパ節(n=9) が5.6±4.0,3.7,肺転移(n=4) が35.7±16.6,37.0であった.再発からのMSTは,肝転移5.3ヵ月,腹膜播種3.8,局所5.7,リンパ節5.6,肺転移34.1であった.再発巣切除を施行した症例は4例であり,肺転移2例,肝転移1例,卵巣転移1例であった.肺転移の2例は転移巣切除後9.2ヵ月,38ヵ月外来通院中である.肺転移で初回再発する症例は転移までの期間が長く,その後も緩徐な経過をたどる可能性があり,治療法としては切除術も選択肢の一つになり得ると思われた.
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