演題

OP-268-7

傍大動脈リンパ節転移陽性または洗浄細胞診陽性膵癌に対する膵切除の意義についての検討

[演者] 須藤 広誠:1
[著者] 奈良 聡:1, 島田 和明:1, 江崎 稔:1, 岸 庸二:1, 巌 康仁:1, 小菅 智男:1
1:国立がん研究センター中央病院肝胆膵外科

【目的】傍大動脈リンパ節転移陽性(PA+)または洗浄細胞診陽性(CY+)膵癌切除後の予後を解析し切除意義につき検討。【対象】2001-2013年に当院で切除を企図し開腹した通常型膵癌710例。【方法】A群:肝転移あり(H+)または腹膜播種あり(P+)で非切除、B群:PA+, CY+または局所進行で非切除(H-P-)、C群:PA+またはCY+で肉眼的治癒切除(R0/R1)(CYのみ+:C1、PAのみ+:C2)、D群:H-P-PA-CY-でR0/R1切除として予後比較とC群の予後因子解析。【結果】C1群(41例)とC2群(45例)の生存率(OS)に差なし(P=0.35)。A群63例(9%)、B群28例(4%)、C群97例(14%)、D群512例(72%)。C群のOSはA群より良好(P<0.01)、D群より不良(P<0.01)でB群と差なし(P=0.26)。多変量解析で腫瘍径>3cm、前方組織浸潤あり、術中輸血(+)がC群の予後不良因子。【結論】PA+またはCY+膵癌症例の切除意義は限定的だが、予後不良因子をいずれも有さない場合H-P-PA-CY-症例と類似した成績が得られる可能性あり。
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