演題

OP-268-5

膵癌の術中腹腔内洗浄細胞診陽性例および大動脈周囲リンパ節転移症例の検討

[演者] 今井 俊一:1
[著者] 北郷 実:1, 板野 理:1, 篠田 昌宏:1, 阿部 雄太:1, 日比 泰造:1, 八木 洋:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科

【目的】膵癌の腹腔内洗浄細胞診(CY)の有用性は確立されておらず、大動脈周囲リンパ節(LN16)転移は遠隔転移とされ予後不良とされる。今回、膵癌における術中CY施行例およびLN16転移陽性例につき検討した。【方法】2001年1月〜2014年8月で切除目的に手術を施行した膵癌症例につきCY所見・LN16転移有無と予後を検討した。【結果】全192例のうち膵切除は173例(90%)で施行された。切除例のうちCYは123例(71%)で施行、陽性3例(2.4%)のうち1例は83か月無再発(フォロー終了)であった。術中迅速でLN16転移陽性・非切除となった症例は8例でそのほとんどが緩和治療等で1年以内にフォロー終了となっていた。迅速・切除検体でLN16転移陽性の切除例は7例で、MST13か月、1年生存率57.1%、最長生存21か月であった。【考察】CY陽性症例は限られていたが1例で長期生存例を経験した。一方LN16転移陽性例で長期生存した症例は未だ経験しておらず切除は慎重にならざるをえない。
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