演題

OP-268-3

膵癌における膵切除断端の術中迅速病理診断の臨床的意義

[演者] 清水 泰博:1
[著者] 千田 嘉毅:1, 夏目 誠治:1, 伊藤 誠二:1, 小森 康司:1, 安部 哲也:1, 三澤 一成:1, 伊藤 友一:1, 木村 賢哉:1, 木下 敬史:1, 植村 則久:1, 川合 亮佑:1, 木下 平:1
1:愛知県がんセンター中央病院消化器外科

(目的)膵切除断端(PCM)の術中迅速診断(以下,迅速)の意義を検証.(対象と方法)迅速を施行した膵癌264例を対象として治療成績を検討.(結果)初回PCM迅速が癌陰性(A群)は228例(86%),術式はPD 148例,DP 80例.最終病理診断はR0 181例,R1 47例で膵周囲剥離面陽性(DPM+)43例,PCM+ 5例.迅速陽性(B群)は36例(14%)で,追加切除は32例(上皮内癌20例,浸潤癌12例)で行い,追加切除回数は1回27例,2回4例,3回1例.当初の術式はPD 26例,DP 6例であったが膵の追加切除断端で癌を認めた6例中5例が膵全摘となった. R0 23例,R1 9例(DPM+ 8例,PCM+ 1例)で,再発を22例に認め初再発は肝7例,局所6例,腹膜4例,リンパ節3例,残膵1例,肺1例.追加切除なしは4例で,年齢・併存症等を考慮し予定術式(PD 2例,DP 2例)で終了. 術後1・3年生存率はA群89%,47%,B群85%,33%,両群間に差はなし(p=0.13).(結論)迅速はPCM(-)に寄与.DPM(+)症例が多く,予後向上に寄与するかは更なる検討が必要.
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