演題

OP-268-2

術前診断で胆道癌が疑われた膵頭部癌切除例の臨床・病理学的特徴

[演者] 山本 淳:1
[著者] 森 隆太郎:1, 中山 岳龍:1, 澤田 雄:1, 浅野 史雄:1, 大田 洋平:1, 本間 祐樹:1, 熊本 宣文:1, 松山 隆生:1, 武田 和永:1, 遠藤 格:1
1:横浜市立大学消化器・腫瘍外科

【目的】術前胆道癌と診断し切除された膵頭部癌切除例の臨床・病理学的特徴を明らかにする.【対象と方法】膵頭部癌切除例237例.術前診断が胆道癌だった症例をretrospectiveに検討.【結果】術前診断が胆道癌だった膵頭部癌切除例は16例(6.8%).術前の局在は下部胆管癌13例,乳頭部癌3例.CTで膵内に腫瘤影を認めたのは1例,3mm以上の主膵管拡張を認めたのは6例.3例にEUS-FNAを施行し,細胞診は陰性.13例に胆汁細胞診や胆管生検を施行,9例で悪性所見を得た.全例に膵頭十二指腸切除術を施行し,13例を術中に膵癌と診断.門脈合併切除例2例で,16例全例にR0切除施行可能.全例分化型だった.局所進展度は高度だが,血管浸潤は少なかった.術後5年RFS 39.4%,5年OS 48.9%(平均観察期間53ヶ月)だった.【結語】術前診断が胆道癌だった膵頭部癌切除例の長期成績は,R0切除がなされれば比較的良好であり,遺残のない切除に努めるべきである.
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