演題

OP-267-8

動脈周囲神経叢浸潤を伴うborderline resectable膵癌に対する術前治療の有用性

[演者] 廣野 誠子:1
[著者] 川井 学:1, 岡田 健一:1, 宮澤 基樹:1, 清水 敦史:1, 北畑 裕司:1, 上野 昌樹:1, 速水 晋也:1, 山口 俊介:1, 瀧藤 克也:1, 堀田 司:1, 中村 公紀:1, 松田 健司:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

【目的】動脈周囲神経叢浸潤を伴うborderline resectable(BR-A)膵癌症例に対する、術前治療の有用性を検討する。【方法】2000~2012年に切除したBR-A膵癌138例のうち、38例に術前治療を施行した(NACRT:22例, NAC:16)。【結果】術前治療を施行した38例(PR 1例,SD 37例)に対し、TP 1例(3%),PD 18例(47%), DP-CAR19例(50%)を施行した。術前治療施行症例38例の病理診断において50%以上治療効果を認めた症例(Evans分類grade IIB, III)は、NAC-RTでは、6例(27%)で、NACでは4例(25%)であった。R0率は術前治療施行例では30例(79%)、非施行例では64例(64%)であった。Overall survivalは、術前治療施行症例の方が非施行症例よりも良好な成績であった(P=0.047)。BR-A膵癌の独立した予後不良因子は、年齢>70, 低分化癌, 病理学的門脈浸潤陽性, LNR≧0.1, 術後補助療法非施行であった。【結語】BR-A膵癌症例に対する術前治療は生存期間の延長が期待できた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版