演題

OP-267-4

膵頭部癌に対するup-front surgery +adjuvant chemotherapyの成績

[演者] 青木 琢:1
[著者] 阪本 良弘:1, 赤松 延久:1, 金子 順一:1, 菅原 寧彦:1, 長谷川 潔:1, 國土 典宏:1
1:東京大学肝胆膵外科

【背景・目的】当科では、治癒切除可能と考えられる膵頭部癌症例にはまず切除を行い、補助療法を行う方針で治療を行ってきた。その成績を検討した。【方法】①2000-2012年の膵頭部癌症例(n=113)を対象とし、GEM化学療法の有無、その期間、投与量、免疫療法の付加効果を検討した。②最近のS-1補助療法(n=26)の短期成績を検討した。【結果】全症例の3, 5生率は51.7%, 41.6%で、GEM投与群は予後良好な傾向にあった。特にNCCN borderline群ではその傾向が顕著であった。GEMの投与期間、投与量はいずれも予後と相関し、GEM20g以上、6か月超の補助療法施行例が予後良好であった。免疫療法は無再発期間延長に寄与する傾向が見られた。一方、S-1症例は早期再発例が多かった。【結論】up-front surgeryで肉眼的治癒が得られる症例はまず切除を行い、長期の術後補助化学療法を行うことで比較的良好な予後が得られる。GEMの長期投与は再評価すべき戦略であると考えられる。
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