演題

OP-267-3

浸潤性膵管癌に対する化学放射線療療法後切除例における組織学的効果の臨床的意義ー腫瘍内Tenascin C発現のsurrogate markerとしての有用性の検討ー

[演者] 村田 泰洋:1
[著者] 臼井 正信:1, 水野 修吾:1, 岸和田 昌之:1, 加藤 宏之:1, 種村 彰洋:1, 栗山 直久:1, 安積 良紀:1, 櫻井 洋至:1, 吉田 利通:2, 伊佐地 秀司:1
1:三重大学肝胆膵・移植外科, 2:三重大学 修復再生病理分野/病理学

背景:膵癌に対する化学放射線療法(CRT)の組織学的効果の意義は不明である. 膵癌では細胞外matrixのTenascin C(TNC)と癌細胞の相互作用がその進展に関わるとされる. 膵癌に対するCRTの組織学的効果とTNC発現への影響を明らかにし, TNCがCRTの治療効果マーカーとなるか検討した.方法:CRT後切除した膵癌124例(R=11,BR=76,UR=37)のCRTの組織学的効果をHigh(IIb,III,IV), Low(I,IIa)に分類, R0切除率, 予後との関係を検討.CRT後切除22例と前治療なし切除12例の腫瘍内TNC発現を免疫染色で評価, 組織学的効果, R0切除率との関係を検討.結果: BR, UR例はHighでR0切除率が高率であった. CRT後切除vs.前治療なし切除例のTNC陽性率はCRT例で低率, CRT後切除例ではHighでTNC発現が低下, R0vs.R1/2切除例のTNC陽性率はR1/2例で高率であった.結語:CRTの良好な組織学的効果は高いR0切除率に貢献, 腫瘍内TNC発現はCRTの組織学的効果のsurrogate markerとなる可能性が示唆された.
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