演題

OP-266-7

肝動脈浸潤を伴う局所進行膵癌に対する膵頭十二指腸切除術の手術手技

[演者] 松川 啓義:1
[著者] 塩崎 滋弘:1, 佐藤 太祐:1, 吉田 一博:1, 井谷 史嗣:1, 小島 康知:1, 原野 雅生:1, 金澤 卓:1, 徳本 憲昭:1, 丁田 泰宏:1, 三好 永展:1, 三宅 聡一郎:1, 岡島 正純:1, 二宮 基樹:1
1:広島市立広島市民病院外科

【目的】局所進行膵癌に対する肝動脈(HA)切除を伴うPDの手術手技を供覧する。【手技の概略】総肝管を切離し肝側のHAを剥離し、HA遠位側の非浸潤部を確保する。左胃・脾動脈を遊離しCA根部にむけ剥離しCHA根部を確認して、HA近位側に非浸潤部が確保できればHA再建は可能と判断する。SMA右半周、膵頭・腹腔神経叢右側を切離し血管浸潤部のみの状態とし、最後に血管浸潤部を合併切除して摘出し門脈・肝動脈の順に血行再建を行う。【結果】HA切除を伴うPDを4例施行した。膵瘻、PD・HA切除関連合併症はなかった。R0が2例、PCM陽性のためR1が2例で、DPMは4例陰性でHA浸潤部の切離端陰性は確保されていた。【考察】HA切除を伴うPDの術後短期成績は比較的良好であった。全摘を控えた限界の尾側膵亜全摘でも膵断端陽性のため2例がR1となった。【結語】局所進行膵癌に対するHA切除を伴うPDは、適応を選択すれば、術後短期成績は良好で安全に施行可能な術式と考えられる。
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