演題

OP-266-3

術前SMA神経叢浸潤が疑われる膵頭部癌に対する治療方針の検討

[演者] 清水 敦史:1
[著者] 川井 学:1, 廣野 誠子:1, 岡田 健一:1, 宮澤 基樹:1, 北畑 裕司:1, 上野 昌樹:1, 速水 晋也:1, 山口 俊介:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

【背景と目的】膵頭部癌症例において術前画像診断によるSMA周囲神経叢浸潤の程度が術後生存期間に及ぼす影響、およびその治療方針について検討した。【方法】2000年から2012年に当科で膵頭部切除を行った浸潤性膵管癌170例を対象とし、術前画像上SMA周囲神経叢浸潤角度を測定し、90度以下(BR-SMA≦90群)の23例、90度以上(BR-SMA>90群)の29例、術前SMA神経叢周囲浸潤なし群の118例について比較検討した。【結果】MSTはそれぞれ16.5ヶ月、10.7ヶ月、18.4ヶ月であり、BR-SMA>90群はSMA神経叢浸潤なしと比較し、生存期間が短く(P=0.001)、BR-SMA≦90群はSMA神経叢浸潤なしと比較し、生存期間に差はなかった(P=0.436)。また、BR-SMA≦90群のPL陽性率は52%、BR-SMA>90群のPL陽性率は69%であった。【結語】術前画像上SMA神経叢浸潤が疑われる症例では、90度を境に治療方針を分ける必要があると考えられた。
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