演題

OP-266-2

切除不能膵癌に対する緩和治療としての予防的胆道・消化管バイパスの有用性

[演者] 宮坂 義浩:1
[著者] 大塚 隆生:1, 山田 大輔:1, 高畑 俊一:1, 水元 一博:1, 清水 周次:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科

【背景】膵癌はしばしば経過中に胆道・消化管閉塞を来し、患者のQOL低下の原因となる。今回、切除不能膵癌に対して施行した予防的胆道・消化管バイパスの有用性について検討した。【方法】2001年1月から2013年12月までに切除不能膵癌に対して、胆道・消化管バイパスを施行した108例を対象として、周術期成績・長期成績について検討を行った。【結果】手術時間中央値234分(100-495)、出血量中央値147ml(0-919)、術後合併症を7例(6%)に認めたが、手術関連死亡は認めなかった。生存期間中央値は8.2ヶ月で、2例(2%)で腫瘍の浸潤による胆道閉塞に対して経皮的ドレナージを要した以外は処置を要する胆道・消化管の閉塞を認めなかった。【結語】切除不能膵癌に対する外科的バイパス手術は長期の胆道・消化管の開存が得られ、患者のQOL改善の選択肢の一つとなると考えられた。
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