演題

OP-264-7

腹腔鏡下胆嚢摘出術時の肝動脈損傷に対するループ法を用いた修復法の検討

[演者] 藤岡 秀一:1
[著者] 矢永 勝彦:1, 船水 尚武:1, 岡本 友好:1, 大木 隆生:1
1:東京慈恵会医科大学外科

腹腔鏡下胆嚢摘出(LC)時の右肝動脈およびその分枝損傷に対してループ法を用いた修復もしくは縫合止血を行った。【対象】LC時に併発した右肝動脈本幹損傷1例と分枝損傷4例。【方法】全例4ポートで手術開始し、本幹損傷例で遮断鉗子用の5㎜ポートを追加。動脈血流遮断下に、4−0非吸収糸で縫合。全長12㎝の縫合糸の途中にlong tailの牽引で縫縮されるループを形成。損傷部位の一端に針を刺入しlong tailをループ内に引き抜くと、ループが収縮し、結紮することなくロックがかかる。本幹損傷例ではさらに2針、分枝損傷では1~2針の連続縫合を追加後short tailと結紮した。【結果】止血までに要した時間は本幹損傷例で15分、分枝損傷例で4~7分であった。全例合併症なく術後4~5病日に退院。 【結論】本法では1針目の縫合が不要で、速やかな出血部位の展開と2針目以降の運針が可能となる。LC時の動脈損傷に対して有用であると考えられた。
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