演題

OP-262-8

膵頭十二指腸切除術前後における膵内分泌機能と術後新規糖尿病発症予測因子の検討

[演者] 岡野 圭介:1
[著者] 村上 義昭:1, 上村 健一郎:1, 橋本 泰司:1, 近藤 成:1, 中川 直哉:1, 佐々木 勇人:1, 迫田 拓弥:1, 三好 信和:2, 大毛 宏喜:1, 末田 泰二郎:1
1:広島大学応用生命科学部門外科, 2:広島市医師会運営・安芸市民病院

【背景】膵切除後の糖尿病(DM)合併率は0~50%とされ、長期生存例における膵内分泌機能障害は重要な課題である。【目的】膵頭十二指腸切除術(PD)前後の膵内分泌能を評価、PD後のDM新規発症予測因子を検討。【方法】PD前の膵内分泌能、術後1年でのDMを評価した66例、膵内分泌能はグルカゴン負荷試験の空腹時Cペプチド値と6分後Cペプチド値の差(ΔCPR)で評価、DMはHbA1C(NGSP)≧6.5%または糖尿病治療ありとし、術前非DM例でPD後DM発症予測因子を検討。【結果】ΔCPRは術前3.34±3.68ng/ml、術後1.49±1.40ng/ml、術後有意に低下(P<.001)。DMは術前21.2%、術後33.3%。術前ΔCPRは術後DM例で1.59±1.19ng/ml、術後非DM例で4.22±4.17ng/mlと術後DM例で有意に低値(P=.005)。術前非DM例で術前ΔCPR<2.0ng/mlは術後DM発症予測因子(P=.018)。【結論】術前非DM例においてΔCPRの低い症例は術後比較的高率にDMを発症する可能性が示唆された。
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