演題

OP-262-7

膵頭十二指腸切除後の脂肪肝に対する膵消化酵素補充療法の有用性

[演者] 名取 健:1
[著者] 片田 芳明:2
1:獨協医科大学越谷病院外科, 2:獨協医科大学越谷病院放射線科

【背景】 膵頭十二指腸切除後には高頻度で脂肪肝が発生することが知られている。膵頭十二指腸切除後の脂肪肝に対して高力価パンクレアチン製剤で膵消化酵素を補充することにより脂肪肝から回復するか検討した。【対象】 2009年5月から2011年10月に行われた膵頭十二指腸切除74例(肝膵同時切除11例を含む)のうち、2013年10月の時点でフォロー可能であった16例。【結果】 術前後の肝実質CT値、肝/脾CT値比の変化は-24.0HU、-0.49と有意に低下していたが、パンクレリパーゼ投与後は+16.7HU、+0.36と有意に上昇していた。肝/脾CT値比0.9未満の範疇に入る脂肪肝が術後は8例(53.3%)であったが、パンクレリパーゼ投与後は3例(20.0%)と有意に減少していた。【結語】 膵頭十二指腸切除後の脂肪肝に対して高力価パンクレアチン製剤による膵消化酵素補充療法は脂肪肝から回復させる可能性が示唆された。
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