演題

OP-262-5

膵切除術後門脈・消化管狭窄に対するIVRの経験

[演者] 浦上 秀次郎:1
[著者] 菊池 文人:1, 西原 佑一:1, 川口 義樹:1, 徳山 丞:1, 大住 幸司:1, 石 志紘:1, 島田 敦:1, 松井 哲:1, 大石 崇:1, 磯部 義憲:2, 磯部 陽:1
1:国立病院東京医療センター外科, 2:国立病院東京医療センター放射線科

膵切離術後門脈・消化管狭窄に対してIVRを施行した5例を経験した.乳頭部癌1例,膵頭部癌3例,膵体部癌1例に対し根治術施行.乳頭部癌はStage I,膵頭部癌1例でStage III,残りはStage IVa.術後門脈狭窄発症時までの期間は3.5~34ヶ月.発症経緯は吐下血1例(乳頭部癌),下血3例,CTでの指摘1例.乳頭部癌のみ良性狭窄,膵臓癌は全例再発による悪性狭窄.経皮経肝的に全例にIVRで門脈stent挿入.乳頭部癌のみ抗血小板剤を20ヶ月内服.乳頭部癌ではGDA仮性動脈瘤も認め,TAE併施.また挙上空腸,十二指腸に狭窄を伴った症例はIVR,内視鏡下にステント挿入追加.乳頭部癌は7年無再発生存,膵癌は2例癌死,2例再発生存中.再発生存の1例はIVR 4カ月後に腫瘍増大に伴いステント閉塞.それ以外は全例開存.【考察・結語】術後門脈狭窄に対する積極的なIVRは重要であるが,抗凝固療法,再狭窄,側副血行路の取り扱い,合併症対策など,さらなる検証が必要である.
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