演題

OP-262-2

パンクレリパーゼ時代の膵全摘術

[演者] 岡本 光順:1
[著者] 小山 勇:1, 合川 公康:1, 岡田 克也:1, 渡辺 幸博:1, 石田 慎悟:1, 鷲尾 真理愛:1, 原 聖佳:1, 宮澤 光男:1
1:埼玉医科大学国際医療センター消化器外科

【背景・目的】高力価パンクレアチン製剤パンクレリパーゼが登場した。パンクレリパーゼが膵切除術にもたらした効果を明らかにする。【対象と方法】膵全摘、残膵全摘を実施し術後1年以上経過観察可能であった23例を対象。術後にパンクレリパーゼ内服群9例と非内服群14例のHbA1c、総コレステロール値、血清アルブミン値および単純CTによる肝臓4カ所のHounsfield Unit平均値を術前術後で比較。【結果】HbA1c、総コレステロール値はパンクレリパーゼ内服群、非内服群で有意差を認めなかった。血清アルブミン値は術後3ヶ月目に非内服群で有意に低下を認めたが、6ヶ月後には改善し内服、非内服で差を認めなくなった。Hounsfield Unit値が術後40HU以下の脂肪肝になった症例は非内服群では5例(35.7%)であったが内服群では皆無であった。【結論】パンクレリパーゼは特に膵全摘術後の脂肪肝予防に有益である。パンクレリパーゼの登場は膵全摘の術後管理を容易にした。
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