演題

OP-262-1

膵頭十二指腸切除術における術前ステロイド投与の効果

[演者] 野村 達也:1
[著者] 土屋 嘉昭:1, 藪崎 裕:1, 瀧井 康公:1, 中川 悟:1, 丸山 聡:1, 松木 淳:1, 金子 耕司:1, 神林 智寿子:1, 佐藤 信昭:1, 野上 仁:1, 會澤 雅樹:1, 梨本 篤:1
1:新潟県立がんセンター新潟病院外科

【目的】膵頭十二指腸切除術における術前ステロイド投与の有用性について検討した。【方法】当科での膵頭十二指腸切除例を2008年から2010年4月の非投与群86例(N群)と2010年5月から2012年の手術直前にhydrocortison200mgを投与した90例(S群)の2群に分けて検討した。【結果】手術時間、出血量、術前減黄術の有無、胆汁培養陽性率、同時肝切除、同時結腸切除、同時血行再建の頻度は両群間で差はなかった。ISGPF gradeB、Cの膵液漏は両群間で差はなかった。感染性合併症はN群51%、S群34%とS群で有意に低かった(P=0.03)。術後1病日の白血球数、CRP値はS群で有意に低かった(P=0.04、P<0.001)。術後在院期間はS群で短い傾向だった(P=0.07)。【結語】膵頭十二指腸切除術において術前のステロイド投与は膵液漏を増加させずにSIRSを抑制し合併症を減少させる可能性がある。
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