演題

OP-261-8

当科における幽門輪温存と幽門輪切除膵頭十二指腸切除術の合併症比較検討

[演者] 良田 大典:1
[著者] 里井 壯平:1, 柳本 泰明:1, 山本 智久:1, 廣岡 智:1, 山木 壮:1, 道浦 拓:1, 井上 健太郎:1, 松井 陽一:1, 權 雅憲:1
1:関西医科大学枚方病院外科

【目的】膵頭十二指腸切除術(PD)では術後QOLを考慮し、幽門輪温存PDが行われてきたが、胃内容排泄遅延(DGE)の合併症の発生率が高く、我々は幽門輪温存PD(PPPD)と幽門輪切除PD(PRPD:幽門輪から1~2cmで胃切)の比較を行い、術後合併症に与える影響を検討した。【対象】2006年4月〜2014年4月までのPD連続356名中、conventional PDまたはSSPPDを除いた228名を対象とした。【結果】PPPDを73名、PRPDを155名に行った。術前因子ではPRPD群に糖尿病率が有意に多く認められ(p=0.003)、術中因子ではPRPD群で手術時間が短く(p<0.001)、合併切除率が高かった。(p=0.038)。全合併症(56% vs 60%)、膵瘻発生(46% vs 42%)、Grade B/C膵瘻発生(18%vs17%)そしてDGE(8% vs 12%)、Grade B/C DGE発生(7% vs 6%)と差は認めなかった。【結語】術後短期合併症比較で、PPPDとPRPDとの間で差は認めず、幽門輪切除の意義について更なる検討が必要あると考えられた。
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