演題

OP-261-7

膵頭十二指腸切除術における術後合併症予測因子の検討

[演者] 濵田 隆志:1
[著者] 眞田 雄市:1, 井上 諭:1, 三島 壯太:1, 大野 毅:1, 東 尚:1, 松尾 繁年:1
1:長崎県島原病院外科

【目的】PD術後合併症予測因子を検証し、今後の治療戦略について検討。【方法】当院でPDを行った2005年1月~2014年8月までの43例を検討。膵消化管縫合不全、胃排泄遅延、胆管炎、GradeⅢA以上の合併症において①術前因子②手術所見・手技についてχ2検定を用いて比較検討。【結果】膵消化管縫合不全は柔らかい膵臓、膵管tube無し、膵空腸吻合で有意に多い。胃排泄遅延は心血管疾患を有する患者、出血多量で多い傾向。胆管炎は輸血有り、長時間手術、硬い膵臓で多い傾向。Grade IIIA以上の合併症は、柔らかい膵臓で有意に多く、膵管tubeなし、膵空腸吻合で多い傾向。【考察】膵消化管縫合不全とGrade IIIA以上の合併症の因子は同じであり、膵液漏により重篤化する。一方、胃排泄遅延、胆管炎は術中因子が問題となる。【結語】PD術後合併症予測因子は多岐にわたるが、短時間かつ出血量の少ない手術を行い、膵臓の硬度に合わせた吻合法を行うことが重要である。
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