演題

OP-260-8

膵頭十二指腸切除術における周術期感染と膵液瘻の関連性

[演者] 中島 哲史:1
[著者] 永川 裕一:1, 細川 勇一:1, 佐原 八束:1, 瀧下 智恵:1, 許 文聰:1, 土方 陽介:1, 粕谷 和彦:1, 土田 明彦:1
1:東京医科大学消化器・小児外科

近年,膵頭十二指腸切除における周術期感染は,膵液瘻発症との関連性が指摘されている.今回我々は,ドレーン排液培養,感受性およびGradeB膵液瘻との関連性を検討した.【対象】2010年10月-2013年11月に施行したPD122例.【方法】術後1,2,3,4日のドレーン排液の培養検査を行い,周術期因子,膵液瘻発生との関連性をretrospectiveに検討した.【結果】膵液瘻GradeA: 35例(28.7%),Grade B,C: 13例(10.7%).1PODに26例(21.3%)のドレーン排液培養陽性を認め,検出菌はほぼ腸内細菌であった.多変量解析では1PODドレーン排液培養陽性がGradeB発症の独立した危険因子(p<0.001)であった.また,多変量解析で術前胆管炎(p<0.001),soft pancreas(p=0.027),年齢(>75歳)(p=0.029)が1PODドレーン排液培養陽性の独立した因子であった.【結論】GradeB発生と周術期感染症には強い関連性が示唆された.術前胆管炎,soft pancreas,年齢75歳以上は膵液瘻発生予測因子になり得ると考えられた.
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