演題

OP-260-7

膵頭十二指腸切除術における術後胆管炎の予防策 -胆管形成の有用性について-

[演者] 旭吉 雅秀:1
[著者] 近藤 千博:1, 矢野 公一:1, 今村 直哉:1, 永野 元章:1, 大内田 次郎:1, 大谷 和広:1, 藤井 義郎:1, 甲斐 真弘:1
1:宮崎大学腫瘍機能制御外科

【目的】膵頭十二指腸切除術 (PD)後における胆管炎発症の原因や予防について胆管形成の有用性を中心に検討する.【対象】2002年から2010年までにPDを施行した161例を対象とした.【方法】胆管炎に起因すると思われる因子を患者因子,手術因子,画像所見等で検討した.胆管炎の評価はTokyo guideline 2013に準じて評価した.胆管形成症例では,再建時に左肝管を5〜10mm切り上げて吻合口を大きくした後に肝管空腸吻合を行った.【結果】胆管形成は44例に施行した.全症例中の13 例 (8.1%)に胆管炎を認め,膵液瘻の有無,創感染の有無,術前T-bil高値が術後胆管炎の発症に影響しており胆管形成の有用性は認めなかった.術直前の胆管径が15mm以下の99例での検討では,胆管形成を行った群25例では術後の胆管炎の発症は認めなかった.【結語】術前胆管径が15mm以下の症例において,胆管形成を行うことで術後の胆管炎を予防できる可能性が示唆された.
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