演題

OP-260-5

膵頭十二指腸切除術後早期におけるドレーン排液培養の検討

[演者] 加藤 寛章:1
[著者] 辻江 正徳:1, 古形 修平:1, 金泉 博文:1, 磯野 小百合:1, 竹山 廣志:1, 原 譲次:1, 木谷 光太郎:1, 藤原 由規:1, 湯川 真生:1, 綿谷 正弘:1, 井上 雅智:1
1:近畿大学奈良病院外科

【目的】術後早期のドレーン排液培養を検討。【対象】2011年9月から2014年6月に膵頭十二指腸切除を施行した33例で術後1、3日目にドレーン排液培養を行った。【結果】1日目で8例/33例(24%)、3日目で12例/33例(36%)で培養陽性であった。術前内瘻化施行例は7例/16例(43.8%)で培養陽性であり、非施行例の5例/17例(29.4%)に比べ高率であった。ISGPF分類による膵液瘻発生頻度はGradeA:11例(45.5%)、GradeB:4例(12.1%)、GradeC:2例(6%)であった。術後3日目までに細菌が検出されたのはGradeAで5例(45.5%)、GradeB-Cで5例(83.3%)であった。GradeAで培養陽性の5例は経過中に抗生剤使用したが臨床的には問題とならなかった。GradeBの腹腔内感染の原因菌は早期培養の細菌と一致した。【結語】術後早期の排液培養はGradeB-C膵液瘻への発展の予測となる。早期の潜在性感染、菌種の把握は感染兆候出現の際の適切な抗生剤使用に有用となり得る。
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