演題

OP-260-4

当教室における膵頭十二指腸切除後の胆管炎の検討

[演者] 上田 浩樹:1
[著者] 伴 大輔:1, 水野 裕貴:1, 千代延 記道:1, 劉 博:1, 大畠 慶映:1, 佐藤 拓:1, 大庭 篤志:1, 赤星 径一:1, 伊藤 浩光:1, 古山 貴基:1, 中尾 圭介:1, 勝田 絵里子:1, 松村 聡:1, 藍原 有弘:1, 入江 工:1, 落合 高徳:1, 工藤 篤:1, 田中 真二:1, 田邉 稔:1
1:東京医科歯科大学肝胆膵・総合外科

【背景と目的】膵頭十二指腸切除術(PD)後に長期的に繰り返す胆管炎をしばし経験するため、検討した。【方法】2007年1月から2013年7月まで、当科のPD症例のうち、術後1年以上観察可能であった106例を対象とした。原因として肝門部再発を除いた、3回以上繰り返す胆管炎を難治性胆管炎と定義し、患者背景、術前の状態、手術、周術期の各因子につき検討した。【結果】胆管炎は40例(37.7%)に発症し、難治性胆管炎は24例(22.6%)であった。小腸内視鏡による吻合部拡張や胆道再建などの処置を要した症例は12例(50%)であった。難治性胆管炎につきリスク因子を検討すると、単変量解析で閉塞性黄疸、減黄処置、術後化学療法、膵液漏、手術時間、非癌疾患、術前AST・ALT値があがった。【結語】難治性胆管炎には、胆管径に影響を与えうる因子が関与していることが示唆された。細径胆管でのPD症例では特に、フォローアップも含めて十分な注意が必要である。
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