演題

OP-259-8

短期・長期成績からみた幽門輪切除膵頭十二指腸切除(PrPD)の意義−術後胃排泄遅延(DGE)の長期成績に及ぼす影響−

[演者] 川井 学:1
[著者] 廣野 誠子:1, 岡田 健一:1, 宮澤 基樹:1, 清水 敦史:1, 上野 昌樹:1, 速水 晋也:1, 北畑 裕司:1, 山口 俊介:1, 瀧藤 克也:1, 堀田 司:1, 中村 公紀:1, 松田 健司:1, 山上 裕機:1
1:和歌山県立医科大学第二外科

【目的】幽門輪温存膵頭十二指腸切除(PpPD)における幽門輪切除膵頭十二指腸切除術(PrPD)の短期・長期成績を検討した。【方法】無作為化比較臨床試験。PrPD66例とPpPD64例において短期・晩期合併症、栄養評価、体重減少を比較した。【結果】DGE発生頻度はPrPD;3例(4.5%)(gradeA 1例、gradeB 1例、gradeC 1例)、PpPD;11例(17.2%)(gradeA 6例、gradeB 5例、gradeC 0例)でありPrPDで有意に減少した(P=0.0244) (Ann Surg 2011)。術後2年目の10%以上の体重減少はPpPD群:42.2%に対してPrPD群:16.2%と有意に少なかった(P=0.011)。次にDGEの長期成績への影響を検討した結果、術後2年目の10%以上の体重減少はDGE合併(+):63.6%に対してDGE合併(−)群:25.3%と有意に少なかった(P=0.023) (World J Surg 2014)。【結語】PrPDはDGEを減少させる有効な術式であり、長期成績においてもPpPDと同等であった。DGEは術後長期に体重減少をきたす可能性がある。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版