演題

OP-259-2

胃・幽門の処理別にみた膵頭十二指腸切除術後の胃内容排泄遅延

[演者] 山本 智久:1
[著者] 里井 壯平:1, 柳本 泰明:1, 廣岡 智:1, 山木 壮:1, 良田 大典:1, 道浦 拓:1, 井上 健太郎:1, 松井 陽一:1, 權 雅憲:1
1:関西医科大学外科

2013年までに当院でPDを行った連続342名を対象とした。SSPPDは幽門輪から5~6㎝で胃切を行い、PRPD(幽門輪から1~2㎝で胃切を行った。再建はchild変法で行った。グレードA以上(ISGPS)をDGE群とし、背景因子とDGE発症の関係につき比較検討した.PPPD:73名(21%)、SSPPD:125名(37%)、PRPD:144名(42%)に施行した。DGEの発症は29名(8.5%)に認められた。Grade B/C膵瘻発生患者(52名:15%)では有意にDGEの発生が多く認められた(52名中9名に発症(17.3%),p=0.024)。その他背景因子で差は認められなかった。胃・幽門処理別のDGE発症はPPPD:6名(8%)、SSPPD:6名(5%)、PRPD:17名(12%)であり、PRPDはSSPPDと比較し有意にDGE発症が多く認められた(p=0.0359)。多変量解析ではGradeB/C膵瘻発生が独立した危険因子であった(p=0.038)。膵消化管吻合の更なる工夫によりGradeB/C膵瘻の低減を目指すことが、DGEの予防に繋がると考えられた。
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