演題

OP-259-1

術後造影CT・胃透視所見の解析による膵頭十二指腸切除術後Delayed Gastric Emptying発生要因の検討

[演者] 小坂 久:1
[著者] 麻野 泰包:1, 鈴村 和大:1, 末岡 英明:1, 近藤 祐一:1, 中村 育夫:1, 宇山 直樹:1, 岡田 敏弘:1, 平野 公通:1, 飯室 勇二:1, 藤元 治朗:1
1:兵庫医科大学肝胆膵外科

はじめに:PPPD後DGEの発生要因は不明な点が多い。術後CT及び胃透視所見を解析してDGE発生との関連性を検討した方法:PPPDを施行した128例を対象とした。胃形態を定量化すべくCTで膵空腸吻合部(PJ)と十二指腸空腸吻合部(DJ)を同定の上、三平方の定理でPJDJ直線距離を算出した。UGIで胃体部と幽門部小弯の接線交差角から胃屈曲角を測定した。ISGPS Grade B以上をDGEとした。結果:DGE発生率は9.3%であった。DGE症例においてPJDJ距離は有意に短く(76.7 vs 106.6 mm)、胃屈曲角が鋭角(67.3 vs 167.0 度)であった。また、PJDJ距離と胃屈曲角に正相関を認めた(R=0.83)。PJDJ距離に加え、患者因子、術前術中因子、膵瘻有無などの12因子を用いてロジスティック回帰解析を行った結果、PJDJ距離が独立危険因子として同定された(Odds 0.92)。まとめ:DGE発生にPJDJ距離の短さ(=胃の屈曲)が関与しており、DJをPJから十分に離す事(胃ストレート化)が重要と考えられた。
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