演題

OP-258-7

シルクフィブロイン/ポリウレタン混合系による生体適合性を有する心臓修復用パッチ材の開発

[演者] 島田 亮:1
[著者] 根本 慎太郎:1, 小西 隼人:1, 本橋 宜和:1, 福原 慎二:1, 打田 裕明:1, 小澤 英樹:1, 勝間田 敬弘:1, 中澤 靖元:2, 朝倉 哲郎:2
1:大阪医科大学心臓血管外科, 2:東京農工大学大学院工学研究院・生命科学機能部門

手術用人工パッチ材は小児心臓血管外科領域では主にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製及びグルタールアルデヒド処理されたウシ・ウマ心膜が使用されるが、劣化や石灰化、また成長が期待できず、再治療を要する場合がある。そこで身体の伸長に応じて成長可能なパッチ材の開発を目的とし、われわれはその素材として、優れた強度と生体適合性を有し、長期的な生分解性を有するシルクフィブロイン(SF)に着目した。ッチ材は家蚕SF及びセグメント化PUを溶液化し、一定の割合で配合したものからエレクトロスピニング法を用いて作製した。物性評価の後に、生体内適合評価として実験動物(ビーグル犬)の下大静脈にパッチを移植した。外科的操作性はPTFEと同等であった。組織学的評価ではパッチの分解・吸収・自己組織への置換の過程が示唆されたことから、SF/PU配合パッチは生分解性を有する新しいパッチとして応用が期待できる。
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