演題

OP-258-5

食道閉鎖術後吻合部狭窄に対する新たな治療としての生分解性食道ステント(BD stent)の可能性

[演者] 大片 祐一:1
[著者] 久松 千恵子:2, 久津見 弘:3, 尾藤 祐子:1, 横井 暁子:1, 西島 栄治:4, 前田 貢作:1
1:兵庫県立こども病院外科, 2:神戸大学小児外科, 3:神戸大学消化器内科, 4:高槻病院小児外科

【緒言】先天性食道閉鎖症術後の吻合部狭窄に対する一般的な治療は食道ブジーあるいはバルーンによる拡張術であるが、時に難治性であり頻回の拡張が必要となる。近年、成人領域において良性食道狭窄症に対する生分解性食道ステント(以下、BD stent)の効果が注目されているが、小児に対する使用経験は極めて少ない。今回我々は、本邦で初めてBD stentを幼児に対して使用したので報告する。【症例】5歳女児。long gap B型食道閉鎖症にて1歳時に食道食道吻合術を行った。術後難治性の吻合部狭窄を来たし1~2か月毎のバルーン拡張を要するため、5歳時より8歳までにBD stentを計4回留置した。根治には至らなかったが、BD stent残存中は狭窄症状が消失し経口摂取が進んだことおよび治療介入間隔の延長が得られた点で効果があり、頻回のバルーン拡張・ブジーに変わる新たな治療法としての可能性が示唆された。
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