演題

OP-258-1

当院における出生前診断された新生児卵巣囊腫の検討

[演者] 古川 泰三:1
[著者] 坂井 宏平:1, 東 真弓:1, 文野 誠久:1, 青井 重善:1, 田尻 達郎:1
1:京都府立医科大学小児外科

目的)出生前診断された卵巣囊腫の出生後の経過を検討し、今後の治療戦略を立てる。対象と方法)1994年から2014年までに経験した18例の出生前診断症例について検討。卵巣囊腫をエコーで評価し、SC(simple cyst)、CC(complex cyst)に分け、出生時にSCであった群(A群)、出生前に初診時よりCCであった群(B群)、出生直前にCCとなった群(C群)に分けた。結果)A群は10例中6例が捻転なく自然消失、うち5例は生後2か月までに50%以上の減少率を認め、生後6か月以内に消失。B群は6例、全例茎捻転をきたし付属器合併切除を施行。C群は2例で、ともに付属器合併切除を施行。考察)生後2か月時に50%以上の減少率を認めている場合は捻転なく自然消失を期待できるが、減少率が緩徐な症例は捻転を来す可能性がある。また出生直前にCCとなった症例でも卵巣は壊死していたが、正常卵巣構造が検出される報告もあり、今後は卵巣囊腫壁開窓のみという術式も検討していく必要がある。
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