演題

SY-18-8

当科で経験した特発性食道破裂28例の検討と治療戦略

[演者] 小林 和明:1
[著者] 桑原 史郎:1, 松澤 夏未:1, 登内 晶子:1, 高橋 祐輔:1, 中村 陽二:1, 佐藤 大輔:1, 岩谷 昭:1, 横山 直行:1, 山崎 俊幸:1, 大谷 哲也:1
1:新潟市民病院消化器外科

[対象と方法]1990年から当院で経験した特発性食道破裂症例28例について検討した。 [結果]男性24例、女性4例、誘因は嘔吐27例 (96%)、咳が1例(4%)であった。CTによる縦郭気腫の存在、食道造影、内視鏡による穿孔部位の確認で診断した。穿孔部位は食道下部(27例) (96%)の左壁(19例) (68%)が最多であった。手術は26例(93%)に施行したが、食道周囲に気腫は認めるが縦郭炎の所見が軽度であった症例2例(7%)は保存的治療の方針とし、いずれも救命可能であった。アプローチは開腹が4例(15%)、開腹+左開胸が22例(85%)であり、術式は単純閉鎖+大網被覆術17例(65%)、食道切除術4例(15%)、単純閉鎖+fundic patch 1例(4%)、大網充填術2例(8%)、ドレナージのみ1例(4%)であった。術後合併症は21例(80%)に認めた。平均在院日数は40日(4-108日)であり在院死亡は2例、死亡率は7.1%(2/28)であった。 [考察]当科での治療成績をもとに文献的考察を加え治療戦略を検討する。
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