演題

OP-255-5

NY-ESO-1長鎖重複ペプチドを用いたがんワクチン臨床試験

[演者] 長瀬 博次:1
[著者] 和田 尚:2, 宮崎 安弘:1, 高橋 剛:1, 黒川 幸典:1, 山崎 誠:1, 宮田 博志:1, 中島 清一:1, 瀧口 修司:1, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学臨床腫瘍免疫学

背景:がん・精巣抗原であるNY-ESO-1総タンパクを用いた臨床試験を実施し,参加症例の末梢血を用い高免疫原性部位を同定した。一般に総蛋白作成には製剤純度と価格の問題が発生するが,25-50個のアミノ酸からなる長鎖ペプチドは安価で高純度に作製可能であり,効率よくT細胞に提示される。そこで100個以上のアミノ酸配列を持つ蛋白に関して,これを包含し,重複しながら連続する30個前後のアミノ酸からなる複数の長鎖ペプチド(長鎖重複ペプチド;OLPs)を作製すれば,免疫原性を損なわずに使用可能であると考えられる。目的: NY-ESO-1 OLPsを用いる第一相臨床試験を実施した。方法:進行再発固形癌9症例に対し,NY-ESO-1 OLPsを2週に1回,計6回皮下投与した。結果:9症例中2症例にSDを観察,重篤な有害事象は認めなかった。投与後全症例でNY-ESO-1特異的抗体反応及び細胞性免疫反応が増強した。結語:NY-ESO-1 OLPsワクチンは安全であり特異的免疫応答の増強を認めた。
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