演題

OP-255-4

固形癌における血中VEGF濃度の臨床的意義

[演者] 柴田 昌彦:1
[著者] 権田 憲士:1, 佐藤 雄:1, 中島 隆宏:2, 松本 佳子:2, 管家 康之:2, 阿部 宣子:2, 中村 泉:2, 志村 龍男:3, 大竹 徹:2, 竹之下 誠一:2
1:埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター内科, 2:福島県立医科大学器官制御外科, 3:福島県立医科大学腫瘍生体治療学

MDSC(myeloid-derived suppressor cells)はVEGFによって増殖・活性化される。癌患者における術前の血中VEGFの臨床的意義について検討した。消化器癌、乳癌、卵巣癌と健常成人を対象に末梢血を採取しVEGF濃度を測定し末梢血単核球中のMDSC(CD11b+CD14-CD33+)の比率を測定した。細胞性免疫能の指標としてリンパ球幼若化能(SI)とIL-12の産生能を測定して検討した。VEGF濃度は健常成人に比して上昇していた。また消化器癌、乳癌においてVEGF値は栄養指標であるRapid Turnover Protein濃度と負の相関を、全身性炎症の指標であるNLR (neutrophil/lymphocyte ratio)やCRP値と正の相関を認めた。またVEGF濃度はSIとIL-12の産生と有意に負の相関を、MDSC濃度とは相関した。またVEGF濃度を2群に分けて検討すると、VEGF高値群の患者ではMDSC値が高くIL-12の産生が低くSIが低値であった。さらに消化器癌と乳癌においてVEGF値が高値の群ではStageIVでOSが不良であった。
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