演題

OP-254-5

Surgical Smokeの安全性の検討

[演者] 東 重慶:1
[著者] 宮崎 安弘:1, 高橋 剛:1, 黒川 幸典:1, 山崎 誠:1, 宮田 博志:1, 瀧口 修司:1, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1, 中島 清一:1
1:大阪大学消化器外科

【背景】電気メス(以下 EC)や超音波凝固切開装置 (以下US)の使用で発生する煙、粉塵、蒸気等(以下surgical smoke)にウイルス伝播の危険性が推測されていたが、詳細な検討はされていない。【目的】B型肝炎を背景にもつ摘出肝を用いsurgical smokeの検討を行った。【方法】B型肝炎(血清HBV-DNA陽性)摘出肝3例、B型肝炎(血清HBV-DNA陰性)摘出肝3例を用い、EC、USで検体を切開。smokeを発生させDNase free waterへ溶解し回収。回収液からHBV-DNA検出(PCR法)、HBs抗原(CLIA/CLEIA 法)定量を試みた。【結果】血清HBV-DNA陽性肝では、ECによるsmoke回収液9検体中8検体(88.9%)、USによるsmoke回収液9検体中7検体(77.8%)でHBV-DNA陽性であった。血清HBV-DNA陰性例ではすべての回収液でHBV-DNA陰性であった。また検体HBs抗原はすべての回収液で陰性であった。【まとめ】surgical smoke中に切開組織由来のHBV-DNAが存在し、ウイルス学的危険性が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版