演題

OP-251-6

地域の災害医療は外科医が支えている ~災害への備えは、災害医療に長けた若手外科医を育成すること~

[演者] 高橋 善明:1
[著者] 神谷 欣志:2, 坂口 孝宣:2, 海野 直樹:2, 吉野 篤人:1, 今野 弘之:2
1:浜松医科大学救急部, 2:浜松医科大学第二外科

南海トラフ地震発生時、静岡県では最大死者数約10万人と甚大な被害が予想されている。各医療機関では被害軽減、傷病者救命のための防災対策が急務となっている。静岡県内DMAT医師(59名)の診療科別背景を見ると外科が21名と最多であり、いかに多くの外科医が災害医療に関わっているのかが分かる。その一方で当外科医局関連施設代表者16名に対するアンケート結果では、何らかの災害研修の受講歴があるのは8名のみであり、自施設での防災訓練が災害医療を学ぶ唯一の機会であるという返答が多かった。外科医は地域における災害医療の主たる担い手であるにも関わらず、多忙な日常診療の中で系統的な災害教育を受ける機会を得ることは非常に困難な状況にあると推測される。いつか起こる大地震発生に備え、今後地域の災害医療を支える人材を育成するためにはどのような工夫が必要であろうか。現在救急災害医療に関わる卒後13年目、中堅外科医の立場から考察したい。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版