演題

OP-248-4

抗リン脂質抗体症候群合併腎移植症例に対する減感作、抗体除去療法の有用性

[演者] 丸山 通広:1
[著者] 圷 尚武:1, 大月 和宣:1, 青山 博道:1, 松本 育子:1, 長谷川 正行:1, 西郷 健一:1, 浅野 武秀:1
1:国立病院千葉東病院外科

【はじめに】抗リン脂質抗体症候群(APS)は臨床的に動静脈の血栓症、習慣流産などをみる疾患であり、腎移植に際しては高率にグラフト血栓症を合併することが知られている。今回当施設におけるAPS合併腎移植症例に対する治療戦略を紹介する。
【対象】当院にて経験したAPS合併生体腎移植4例。男性2例、女性2例。ループス腎炎は2例。
【方法】減感作療法として術前28日または10日前よりミコフェノール酸モフェチルを投与、リツキシマブ200mgを14日前に投与する。抗体除去療法として移植前に二重膜血漿濾過、血漿交換を行う。術中、術後はヘパリンを持続投与し、出血のリスクがなくなる3日前後にワーファリンに切り替える。
【結果】移植直前に抗カルジオリピン抗体、ループスアンチコアグラント等のマーカーは正常範囲に低下した。全例即時利尿を認め、1例に移植後出血があり輸血を行ったが、血栓症は経験していない。
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