演題

OP-248-3

術前IABP挿入下に開腹手術を施行した症例の検討

[演者] 渡邉 卓:1
[著者] 角 泰廣:1, 星合 朗:1, 中野 良太:1, 加藤 喜彦:1, 宮原 利行:1, 小池 能宣:1
1:国立病院静岡医療センター外科

【目的】近年患者の高齢化に伴い重篤な心疾患を合併した症例が増加している.術前IABPを挿入し開腹術を行った症例に対してその効果につき検討した.【対象】2009年1月から2014年6月まで術前IABPを挿入し開腹術を行った8症例につき検討した.【結果】平均73.6歳で男女比は6:2.診断は悪性腫瘍5例,総胆管結石1例,胃穿孔,小腸穿孔の緊急手術2例.心疾患は大動脈弁狭窄症4例,虚血性心疾患2例,拡張型心筋症1例,慢性心不全1例.IABPの平均留置期間は3.8日であった.IABP留置による合併症は認めなかった.術後経過は8例中7例が耐術可能であり術後在院日数は16〜54日(平均 29.9日).在院死亡は1例で門脈浸潤を伴う肝細胞癌症例で肺炎,縫合不全によるものであった.【結語】心機能が低下した症例に対してIABP挿入下に開腹術を8例に行った.7例が耐術可能であり周術期管理の面では有用な手技であるが,早期離床の観点からは今後の課題であると思われた.
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