演題

SY-17-7

虚血性心疾患に対する外科治療戦略のパラダイムシフト -心拍動下CABGから再生医療・人工心臓まで –

[演者] 戸田 宏一:1
[著者] 仲村 輝也:1, 宮川 繁:1, 吉川 泰司:1, 福嶌 五月:1, 斎藤 俊輔:1, 吉岡 大輔:1, 齊藤 哲也:1, 河村 拓史:1, 上野 高義:1, 倉谷 徹:1, 澤 芳樹:1
1:大阪大学心臓血管外科

【目的】虚血性心疾患に対するCABG、左室形成(SVR)、僧帽弁形成(MAP)の治療効果を検証した。【方法と成績】AMIに対する61例のCABGの内21例においては心停止下に、40 例においては心拍動下にCABG施行した。在院死亡率の改善より心停止回避がAMIで有効である事が示された。重症ICM患者でCABGにSVR+MAPを追加した。LVEFは改善し、2年生存率は68%であった。重症ICM 8例に対して自己筋芽細胞シートによる心筋再生医療を施行した。2年生存率は100%で、全例で6分間歩行の改善を認めた。カテコラミン依存状態の9例にはLVAD植込み施行し、全例NYHA I-IIに回復したが、脳合併症で2例失い2年生存率は70%であった。【結論】急性冠症候群に対しては早期の心拍動下のCABGが有用であり、ICMに関してはMAP, SVR、細胞シート移植による心機能改善が期待された。自己心回復が乏しい症例に対してもLVADは有効で、今後はこれらを組み合わせた統合的外科治療が期待される。
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